2025年映画化が決定している著書 東野圭吾 「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」を読了しました。公開が間近となり読了した感想を綴りたいと思います。
この小説の発売は2020年11月の作品、文庫化は2023年11月 ページ数は518ページ。約5年前の作品となります。今回映画化の公開は25年9月12日です。
過去の映画化作品
東野圭吾さんの作品で過去映画化は多くあります
- 秘密:(1999年)
- 変身:(2005年)
- 容疑者Xの献身:(2008年)
- プラチナデータ:(2013年)
- 真夏の方程式:(2013年)
- ナミヤ雑貨店の奇蹟:(2017年)
- マスカレード・ホテル:(2019年)
- パラレルワールド・ラブストーリー:(2019年)
- マスカレード・ナイト:(2021年)
- 沈黙のパレード:(2022年)
- ブラック・ショーマン:(2025年9月12日公開)
- クスノキの番人:(2026年1月30日公開、アニメ
2026年にまで既にクスノキの番人公開が決定。こちらはアニメでの公開と言うことで、非常に楽しみです
あらすじ
元中学校教師の父・英一が殺されたという知らせを受けて、結婚を2ヶ月後に控えた娘の真世が故郷の町に戻るところから始まります。真世の前に、ラスベガスで名を馳せた元マジシャンの叔父・武史が現れ、卓越したマジックや人間観察、誘導尋問を武器に、父の死の真相を追うミステリー
読了した感想
ストーリーはあらすじ通り分かりやすい設定内容です。500ページの長編で、読み応えがありました。被害者の元中学教師の父の教え子達が多数容疑者として疑いを掛けられるので、登場人物も多くなり、読んでいると誰がどう言う人だか、こんがらがってくる事が多かったのでリストUPして整理して読みました。中盤あたり300ページ超えたあたりから、大きく話が動き出し、テンポよく進みました。だいたい容疑者の目星がついてきていましたが、それがおおはずれで以外なストーリー展開となっています。さすが!素晴らしいかったです。
叔父の武史は元マジシャン、メンタリストDAIGOさんのようなテクニックを使い、真相を追うのですが、イメージは映画で演じている福山雅治さんを想像しにくかったです、その分映画ではどの様な演技に仕上がっているかが楽しみです。事件発生から全体的に悲しい暗い状況のまま話が進むのかなと読み進めましたが、叔父の武史と英一の娘 真世のやりとりや武史のマジックによるテクニックに魅せられ、軽快に読めました。東野圭吾さんの作品は暗くなりがちな話しでも、どこかユニークな文体と想像力を掻き立ててくれたり、本作でも登場人物のキャラクター設定で楽しませてくれました。
当然内容の見どころはミステリーです。誰が犯人か予想しながら読む楽しさは⭐︎5つ評価です。


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