人間関係のスタートとなる第一印象
第一印象は人間関係構築の最も最初の大事な部分となります。
そんな第一印象で目にしたものが良くも悪くもその人の印象として記憶されることになります
印象の決め手
人はどのように印象を決めて認識するのか
人は初対面の人と会ったときまず、その人の印象が「3秒」で決まると言われています。
そして人はコミュニケーションをとる際に3つの情報を捉えて認識します。
3つの情報とそのウエイト
- 視覚情報 55%
- 聴覚情報 38%
- 言語情報 7% (話の内容)
これらのウエイトで影響を与えています、これを心理学上でメラビアンの法則といいます。
人は半分以上を目からの情報を元に、コミュニケーションをとっていることになります。
ハロー効果
人の印象とハロー効果
ハロー効果とはある対象を評価する時、その一部の特徴的な印象に引きずられて、全体の評価をしてしまう効果、近年良く聞く「バイアス」の1つです。
(例)高学歴を持つ人は、その人の言動全てが立派で正しいと思い込んでしまう。
(例)テレビCMでの商品紹介に好感度の高いタレントを起用することで、商品への信用も高められる。
第一印象では最初の3秒で決まり、コミュニケーションをとる上では、ハロー効果で印象を無意識に良くも悪くも決めつけてしまいます。
気を付けたい基本事項
印象に関するまとめ
- 人の印象は「3秒」で判断される
- 視覚情報を半分以上を元にコミュニケーションをとる
- ある特徴に引きずられて認識してしまう(ハロー効果)
気を付けるべき基本事項
第一印象が大事であることは理解できると思います。一方で人によってバイアスがかかった認識もあり必ずしも好印象を与えることは難しいものではあります。しかし物事には全て基本があります、印象についても必要最低限の基本事項はクリアしておきましょう。
気を付けるべき基本事項
- 表情 (初対面は「目」42%「顔全体」36%のウエイトで見られている)
- 清潔(髪型、ヒゲ、鼻毛、眉毛を整える)
- 服装(TPOに合わせる)
マイナス印象を与えたら挽回できるのか
気を付けるべき基本事項を怠ってしまったり、思わず失言のように捉えられてしまう言動をしてしまいマイナスな印象を与えたかもしれないと不安に思うこともあると思います。
そんな時はゲイン効果を予備知識として知っておくと良いでしょう。
ゲイン効果とは悪い印象を持たれている人が、良い事をすると格段に評価が上がる事で、近年では「ツンデレ」、「ギャップ萌え」と言った事と同じことです。
ゲイン効果が上手く伝われば、人の悪い印象は挽回できることでしょう、しかしゲイン効果には相対して「ロス効果」もあります。ロス効果はゲイン効果とは反対で好印象を持たれた場合に、マイナスな部分が見られると大きく好印象を「失う」ことになってしまいます、これは前述した「ハロー効果」がうまく活用できた人ほど注意が必要となります。
初対面では気を付けるべき事3つを守り、過度に虚栄心を持たず自然体に自分らしく振舞えば、良い人間関係のスタートが切れるのではないかと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。この記事が参考になれば幸いです。
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