12月13日(金)映画「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」が公開されました。これから冬休みにも入る子供たちにとっては人気児童小説の実写化映画にワクワクしているでしょう。
この作品の原作は日本の小説家、児童文学作家の廣島玲子さんです。 アニメ版も2020年6月から放映されて非常に人気があります。
原作からのストーリー展開
主にストーリーには一連の決まった型があり、悩みを持つ子供が駄菓子屋に導かれて、なんでも願いを叶えてくれる不思議な駄菓子を勧められて食べるのですが、その駄菓子の説明書きに記載されたルールを破ったり、欲を出して間違った行動を取ってしまうと自分に不幸が降りかかってくると言う話。
鑑賞の感想
・大人も楽しめるポイント
今回実際に鑑賞した感想は、非常に良くできた内容で大人でも楽しるストーリーと見応えでした。
大人にも教訓めいたポイントがある見どころと言えば「欲」に溺れる「傲慢」さに人が狂うと言うこと、この映画の内容は子供も大人も関係なく人間として日常生活で「悩み」「欲」「傲慢」を経験する事柄が描かれ、そこにSF要素が取り入れられることでさらに見応えが増す内容です、最も原作の良さが忠実に描かれていました。
・願いと欲まみれの日常
皆が願いを持っている、それは憧れであったり、理想であったりする何者かになりたいとか、今の苦しみから抜け出したいとか。欲や傲慢さが日常に潜む人間社会の人の心の中には、汚い部分しかないのだろうか…
店主の紅子は決め台詞で「幸か不幸かは自分次第」と言う。なんでも願いを叶えてくれる不思議なお菓子を食べることで幸福を手に入れるが、不幸となる顛末も描かれているし、逆も然り、自分次第では幸福を手にいれることもできる部分が描かれ、感動できる付箋もありました。
・子供受けする理由と学び
子供に人気がある理由は、やはりユニークであらゆる駄菓子の種類であったり、幸か不幸かのストーリーや、駄菓子を食べてからの変化が面白い。といったことに注目が集まっているようだが、どこか子供なりに自分の持つ願いに照らし合わせて共感している部分が無意識にあるのではないだろうかと思うし、顛末をみては反面教師でも教養としての良い学びになっているのではないだろうか。
・出演者にも注目
出演者
- 店主 紅子役 天海祐希
- たたりめ堂店主 上白石萌音
- 等々力小太郎役 大橋和也
- 相田陽子役 井原六花
出演者の演技力で引き込まれる部分も多いにありました。
深掘りしてレビューしましたが、気軽に楽しめた映画内容でした。
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