近年健康ブームの中、注目されるのはたんぱく質を補助的に摂れる※プロテインがあります。
※プロテイン
プロテインは主に筋トレをした後に摂取します。たんぱく質は筋肉量をキープするのに必要な「栄養」であり、またたんぱく質は体の構築や修復に不可欠でありながら、普段の食生活では摂取基準を満たすのが難しいとされています。
2020年頃からコロナ禍での運動不足解消需要によりプロテイン食品や飲料からたんぱく質を摂取する人が増加し、市場は10年前に比べて4倍に成長しています。
まさに今の時代は健康を維持する為に体を動かす運動ブームが未だ続いている。この運動にもたらされる恩恵はただ筋力が増えることや体力を維持できること、また、体重が落とせるといったことに加えて、まだ多くのメリットがあるのだ。
そして運動の素晴らしさを理解するには著者アンデシュ・ハンセン「運動脳」をおすすめする。この本では運動が脳にもたらす影響を多くの実験結果をもとに紹介しています。
筆者がこの本で実感したことは、メンタルや身体の謎の不調感やイライラな気分、そして小さなことにクヨクヨと悩む不安症なことが一気に改善され始めてきた事、運動習慣で生活の質も向上してきたことだ。
体の不調やストレスを受けていると感じる人の多くは体を休めるためにいつもより多く睡眠時間をとったり、体を休ませるために体を動かさないように外に出ないようにしている方が多いと思います、筆者もそうでした。
しかし1冊の本で考え方が変わりました。それは著者 片野秀樹「休養学」という休養の常識を逆説的に考え、あえて軽い負荷を加えた活力を取り入れることでした。キーワードは活力です。筋トレではお馴染みの「超回復理論」で一定の負荷をかけた後に、十分な休養を取れば負荷をかける前よりも筋力が増すと言うことです。この原理を休養に少しの負荷になる活力を取り入れるといった内容です。
筆者はこのあえて休養に活力を取り入れる一つに運動を取り入れる事にしました。
運動が脳へ与える影響について
社会での人間関係や人生のプロセスにはストレスを感じることは多くあります。そしてこれを排除しようと躍起になり気分転換をするために趣味に意識を逸らす、瞑想するといった事をしてきましたがこれがストレスを解消する為の手段になりつつありませんか。本来趣味は楽しむものでありながら、頭の片隅には腹落ちしなかった出来事や未来の不安が過ったり、体はなぜか重だるいので一向に気分が晴れないと感じていました。しかしこれは運動を取り入れることで解消されてきました
ストレスの原因は自分の中にではなく外の要因を受けることで蓄積されるもので、ストレスを感知するシステムは人間の脳の機能にありました。つまりデフォルトとして備え付けられた古来からの生き延びる為に発達してきた脳の、「扁桃体」というストレスを感知するシステムが作動し、コルチゾールと言うストレス物質を分泌する為にストレスを感じるそうだ。
そしてこのシステム自体を制御するのが脳の「海馬」と言う部分と理性をコントロールする「前頭葉」と言う部分であり、運動をする事でこの両方のシステムが活性化することがわかっている。そして最も重要なことが以下の内容です
これはとても衝撃的事実であり、ストレスを感じる出来事の大小に関わらず、脳のシステムを運動によって強化することで根本的にストレスを感じにくくなると言うことだ。
運動する前の脳
人間のストレスはストレスに感じる出来事と遭遇すると瞬時に「扁桃体」が反応しコルチゾールを分泌する。そして都合の悪い出来事には「変えられる」対処使用のある事と、「変えられない」対処使用のない事があり、今までは運動をしない脳は変えられない事のストレスと遭遇すると、いつまでも扁桃体が反応し続け、コルチゾールを分泌し続けていたのではないかと思う。これによって交感神経が常に優位となり、自律神経のバランスが崩れていたのだ。
そして運動を始めてからの脳
運動を始めてからの効果的な変化はいくつもあった
※効果には個人差あり
- 睡眠の質が向上
- 目覚めが良くなった
- 夜決まった時間に入眠できるようになった
- 頭の中がクリアなった。
- 体が軽くなった
- 不安要素が浮かびにくくなった
- 疲れにくくなった
- 気分が落ち込む事が少なくなった
- 細かいことが気にならなくなった
- 精神が安定する
運動と言う疲労を生むであろうと思うことをしているのに、翌日の気分は爽快で体がいつも以上に軽い、そして何より不安な気分になりにくくなった。ストレスに感じる出来事にも動じにくくなったように感じる。
他にも運動脳を読めば脳と運動についてより深く理解でき、運動をせずにはいられないような気分になると思います。ストレスや不安のスパイラルにある人は是非生活に運動を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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